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直動型サーボモーター駆動スクリュープレス 150DS型 発売

  • 2003年08月

150DS薄型高トルクサーボモーターをスクリュー軸上に直結する始めての試みをし、機械をコンパクトにまとめ、従来フリクションプレスと呼称された摩擦クラッチ式旧来モデルの概念を一新したもの。
クラッチの無い直動形式であり、メカブレーキは停電時の非常時のみ作動するので基本的に起動・停止部分の消耗部品が一切無い。ブレーキ時のモーター回生電力によりクラッチ形式機と比較して最大50%の省エネ運転。サーボ式のため鍛造時の成形エネルギーが正確に制御されるので精密鍛造が可能。スライドの急速下降・急減速・加圧のプログラムによる大型プレスでの小物鍛造の稼働率向上による、1台で受け持てる守備範囲の広さ拡大、
等今後国内鍛造業で想定される多品種少量生産化への移行に対する大きなメリットが期待出来る。
同機は鍛造時の成形速度制御や成形荷重の制御とデータ―表示、百以上の金型に対する成形条件のメモリー、金型の温度管理とデータ―処理、金型潤滑剤スプレーの設定管理、各種自動化対応などディスプレー上で運転情報の制御管理が実施出来る、システム構成をしている。成形条件が精密に出来る為、従来の230トン許容の剛性のフレームに150トンエネルギーを発生させる成形荷重重視型の設計とし、総高3m、重量5.5トンと小柄ながらも大きな成形が可能な設計とした。

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