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300トンサーボスクリュープレスによる黄銅中空鍛造用全自動装置発売 2008年6月
- 2008年06月
サーボモータ駆動スクリュープレス300トンに、中空鍛造装置(サブプレス)を搭載し、全自動の素材供給装置と取り出し装置を取り付けた自動ラインを開発し販売を開始した。1号機は国内ユーザーにてすでに稼働を開始している。
中空鍛造装置はおもに黄銅の熱間鍛造に使用され、鍛造と同時に製品に横穴をあけてしまう。製品に穴があいてしまうので、鍛造前の素材寸法は非常に小さくて済み、材料費高騰の折からこの工法に注目が集まっている。更に穴がすでにあるので、後加工である機械加工がかなり省略され生産コストを低減できる。
中空装置に必要なダイクッションはベッド上に設置される設計のため、メンテナンスが簡単な上、基礎ピットを必要としない利点がある。メンテナンスフリーのサーボ機に組み込まれているので、全装置としての保守コストは非常に低い。
従来この分野では輸入機械が多く設置された実績があるが、保守コストがかさむ難点がある。現在更新期にかかっているこれら輸入設備の更新需要にも積極的に取り組む。